第2回Aリーグ(1994年 夏)
|
勝点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
点差 |
ジェノバ・アメデオーズ |
30 |
14 |
2 |
2 |
82 |
43 |
+39 |
RAD・アムステルダム |
25 |
12 |
1 |
5 |
69 |
37 |
+32 |
レゴ・ゴッドホープ |
10 |
3 |
4 |
11 |
50 |
77 |
−27 |
ボンボ・メデジン |
7 |
2 |
3 |
13 |
29 |
73 |
−44 |
順位表
|
ジェノバ |
RAD |
レゴ |
ボンボ |
|
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
引分 |
敗北 |
得点 |
失点 |
ジェノバ |
|
|
|
|
|
4 |
1 |
1 |
19 |
14 |
4 |
1 |
1 |
31 |
21 |
6 |
0 |
0 |
32 |
8 |
RAD |
1 |
1 |
4 |
14 |
19 |
|
|
|
|
|
5 |
0 |
1 |
30 |
13 |
6 |
0 |
0 |
25 |
5 |
レゴ |
1 |
1 |
4 |
21 |
31 |
1 |
0 |
5 |
13 |
30 |
|
|
|
|
|
1 |
3 |
2 |
16 |
16 |
ボンボ |
0 |
0 |
6 |
8 |
32 |
0 |
0 |
6 |
5 |
25 |
2 |
3 |
1 |
16 |
16 |
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対戦相手別成績表
AリーグMVP選手
ロッシ(RAD) ジェノバ戦でのゴットトリックと、満場のロッシ・コールを受けた活躍に対して
1 |
ミュラー |
RAD |
28 |
2 |
R.バッジョ |
ジェノバ |
25 |
ケンペス |
ジェノバ |
4 |
ストイチコフ |
ジェノバ |
24 |
5 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
23 |
6 |
ファン・バステン |
RAD |
19 |
7 |
B.ラウドルップ |
レゴ |
17 |
8 |
グーリット |
RAD |
12 |
9 |
ロッシ |
RAD |
8 |
10 |
アスプリージャ |
ボンボ |
7 |
ダーリン |
ボンボ |
ジェノバ |
ロッシ |
RAD |
8 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
7 |
B.ラウドルップ |
レゴ |
RAD |
R.バッジョ |
ジェノバ |
7 |
ストイチコフ |
ジェノバ |
6 |
ケンペス |
ジェノバ |
5 |
レゴ |
ミュラー |
RAD |
19 |
R.バッジョ |
ジェノバ |
10 |
ケンペス |
ジェノバ |
9 |
ボンボ |
ファン・バステン |
RAD |
12 |
ケンペス |
ジェノバ |
11 |
ストイチコフ |
ジェノバ |
10 |
M.ラウドルップ |
レゴ |
得点王ランキング
対戦相手別ランキング
総括
アメリカで行われたワールドカップがブラジルの優勝で幕を閉じ、その直後に行われた第2回Aリーグ。
大原が参加しなかったものの、新規におうさんが参加し、前回と同様の4チームで編成された。
また前シーズンからの変更点として、今シーズンからリーグ日程の中でホーム戦・アウェイ戦の概念が採用された。
『フォーメーションサッカー』は縦スクロールのサッカーゲームのため、画面上に向かって攻めるのと画面下に向かって攻めるのでは難易度が違う。
それを考慮してホーム(前半下攻め・後半上攻め)とアウェイ(前半上攻め・後半下攻め)の試合数が公平になるように管理されることになった。
それに伴ってシーズンの試合数も1チームあたり6試合の合計18試合となり、各チーム前回よりも3試合、試合数が増えることになったのである。
それから記録の面でも、今シーズンよりゴールをするに至るまでの経緯によって分類して記録する方式を採用した。
これにより「パスを受けてのシュート」「ドリブルからのシュート」というオーソドックスなものから、「ロベルト」「13」などの特殊な得点にも名称が与えられ、リーグの中でテクニックのひとつとして浸透していったのである。
また各チームのホームも前回の可児市周辺から、ヨーロッパを中心とした世界4ヶ国に配置され、まさに「世界最強リーグ」の名にふさわしい規模へと発展していったのである。
しかしシーズンそのものはやや緊張感に欠ける展開で、戦前の予想通りジェノバ(塾長)が順当に勝ち進み、連続優勝を成し遂げた。
そんな中でこのシーズン唯一のハイライトと言えば、第2節でレゴ(いしけん)とRAD(薮ちゃん)が相次いでジェノバを破り、塾長がAリーグ史上で唯一連敗を喫した「事件」だろう。
とりわけRADの勝利にゴットトリックで貢献したロッシは、アウェイのジェノバ戦のみに出場という限定された起用法の選手であったが、限られたチャンスの中で見事に結果を出し、Aリーグの歴史にその名を刻んだ。
また新規参入のボンボ(おうさん)とレゴ(いしけん)の最下位争いは、両チームの実力が伯仲していたこともあって、多くの話題を提供した。
直接対決の対戦成績は2勝3分1敗とボンボが勝ち越したが、レゴはジェノバ(塾長)戦・RAD(薮ちゃん)戦でそれぞれ貴重な1勝を挙げて勝点を補い、辛くも3位をキープすることに成功したのである。
この最下位争いについてはいしけんが作成した『Aリーグ公式記録集』の中で、紙面の余白を埋めるために書き下ろした『Aリーグ最大の激戦 ボンボVSレゴ』に詳しい。
運営の方法など、Aリーグの形が完成したのがこの第2回のシーズンということができるだろう。
しかしいかにリーグそのもを盛り上げていくかという、後のシーズンにも引き継がれていく課題があらわれ始めたのもこのシーズンであった。
